《トラブルメーカー》 レッドブレンド セントラルコースト (シラー+グルナッシュ+ジンファンデルetc.) NV, Hope Family Wines TROUBLEMAKER Blend Central Coast 750ml ケイマス旧2'ndリバティースクール系ホープファミリー カリフォルニアワイン フルボディ赤ワイン

   

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その真骨頂といえばもちろん「黒葡萄の王」カベルネ・ソーヴィニヨンであり、カリフォルニアワインを語る際には欠かせぬ代表格として、多方面よりあまたの礼賛を受け続けます。

世界に広く認められる高い品質をもって、ケイマスのカベルネが不動のステイタスを確立するとは広く知られるところでしょう。

ロバート・パーカー氏(最高評価5つ星)にヒュー・ジョンソン氏(最高評価4つ星)も、卓越のポジションに推し続けます。

また、特筆すべき一点が、毎年末恒例、“The TOP 100”(年間百傑)における獲得タイトルの数々。

ワインスペクテイター誌による批評対象数万点の中から、一年間に唯の一本のみが戴冠を許される「ワイン・オブ・ザ・イヤー」の称号を、複数回に及び授けられたワインは、世界広しと言えどケイマスをおき他に存在しません。

(スペシャル・セレクション) ■ 進化するナパのトップ・エステイト 現在のケイマスはナパ以外でもワイン造りを進めます。

ベルグロス(ピノ)、メールソレイユ(シャルドネ)、コナンドラム(世界でここだけのワイン)等々。

そしてそれぞれの「魔味」に病み付きとされた方のなんと多いことか...いずれも独自色豊かなケイマス系ならではのリッチな味わいが特有的です。

栽培家として歩んだ歴史から、原則としてケイマスの各種はエステイトワイン。

(自社畑元詰め) 然るにテロワールを尊ぶ姿勢の表れでもあるでしょう。

高まる人気と各種の大成には、一例として「輪作」と呼ばれる農業一家ならではの栽培手法を導入するなど、独創的な着眼点と確かな根拠が備わります。

また、各レーベルの間には、それぞれの産地特性に応じた葡萄品種の区分けが図られ、ルーツ(ナパ)の性格に重なるばかりではありません。

▼ 「ケイマス系ならではの“魔味”」は以下よりどうぞ。

■ ケイマス沿革 創業者ワグナー・ファミリーのナパへの移住は1906年。

農家として働く中、1940年代の当主であったチャーリー・ワグナーは、ナパのラザフォード地区に30ha程の果樹園を手に入れます。

(画像右) その所在は、ナパ・ヴァレーの有力エリア、東側のラザフォード地区(AVA)。

先駆者にあやかってか、今や辺り一帯は高級生産者がひしめく超一等地として名が通ります。

当時のナパヴァレーは、テロワールの概念が乏しかった頃。

一家も、ボルドー系(カベルネ)にブルゴーニュ系(ピノ)も区別することなく、更にはドイツ系(リースリング)までもを栽培していました。

後年、カベルネ・ソーヴィニヨンへと注力するに至りますが、その頃既に彼らが育む葡萄の質は評判高く、周囲の求めに応じ果実は幾つかのワイン生産者へと供給されていました。

産地のアドバンテージもさることながら、優良株の選抜を怠らなかったことも名声確立の一因に挙げられます。

スタッグスリープ・ワインセラーズの創業者、ウォーレン・ウィニアスキ氏がワイナリーを興すきっかけとなった畑に「フェイ・ヴィンヤード」があります。

「1976年パリ事件」ことジャッジメント・オブ・パリ(パリスの審判)を制した当時の“SLV”(後年のカスク23)とは、そこに隣接する当該区画からの取り木を基とするカベルネソーヴィニヨンでした。

それに等しき優良選抜株は、ケイマスのエステイト・ヴィンヤードにも移植されています。

■ 第一黄金期:ランディ・ダン作|第二黄金期:クリス・フェルプス作|モダンスタイルの第三黄金期 旧メキシコ領地時代の呼称、「ケイマス農園(Rancho Caymus)」に由来するワイナリーの設立は1972年。

チャーリーとベル・グロスのワグナー夫妻と息子のチャック(画像右の左側)が加わり、自家畑産元詰めワイン(エステイト)の生産に着手します。

元より農家であった為に醸造の専門家を必要とする中、1975年に一家が迎え入れた人物がランディ・ダン。

1970〜1990年代中旬にかけてナパのカベルネが飛躍的に質を上げた頃、そこに最も大きく貢献した人物の一人として必ずや名の挙がる醸造家です。

ケイマスに著しい躍進をもたらした彼にも退任の時が訪れます。

(自身のダン・ヴィンヤーズに専念) そこで招聘された醸造家がクリス・フェルプス (スワンソン参照>>)。

長年籍を置いたムエックス社よりドミナス立ち上げの為に初代ヘッドワインメーカーの任命を受け、ボルドー時代にはペトリュスの醸造長候補にも挙がった手腕家です。

有能な醸造家達の傍らに居続けただけに時間の問題であったでしょうか。

やがて栽培から醸造に至る全てを、チャック・ワグナーが自らの名の下で担います。

来日時(2014年)の氏に伺ったことですが、1990年代後半に変わりつつあった潮流の変化を鑑み、2001年辺りより現代風に酸度が穏やかな造りへとシフトしたとのこと。

現在、大勢の方に抱かれる「ケイマス=モダンスタイル」の図式と更なる人気の上昇は、今世紀初頭より醸造責任者に就くチャック・ワグナーの功績によるものです。

ハーラン・エステート(第2位)、シェイファー(第3位)、スクリーミング・イーグル(第4位)、アラウホ、ブライアント・ファミリー(第5位)を凌駕する上位の結果も、彼の代に成し遂げられました。

(Napa's 50 Best Caberet #No.1) ■ ケイマスの旧2'ndに恐るべき一本

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